シクラメン スォーチアエ Cyclamen × schwarzii (libanoticum × pseidibericwn)

【花期】

12月~3月

【特徴】

葉の形状はスーダベリカム(開花期2月から5月)寄り、角度と幅はリバノチカム(開花期2月下旬から4月)寄りです。
葉の明るさはリバノチカムより明るいですが、スーダベリカムほど顕著ではありません。花の色は白から中間のピンクまであり、純白または赤みを帯びた白に非常に淡いピンクが優勢です。
各花弁の基部のブロッチはリバノチカムのものよりも顕著ですが、通常はスーダベリカムほどではありません。
花弁自体はスーダベリカムよりかなり幅が広く、リバノチカムほどではありません。
香りはリバノチカムに似ています。
播種後3~4年後に開花します。第 2 世代の苗はピンク色ではなく白の花を咲かせる傾向があります。
リバノチカムとほぼ同じように、老化するにつれて花弁が淡いピンク色になります。

【葉】

広いハート形の葉身で、長さ3.4~5.2cm、幅3.5~5.4cm、長さと同じかそれよりやや広い。縁は浅い波状で、深い緑色で表面はやや光沢があり、広い灰緑色の模様と葉の縁に向かって灰色がかった斑点があり、裏面は赤紫で赤みを帯びた緑色です。葉柄は長さ 3.5 ~ 6.2 cm、基部近くでわずかに肘状になっています。

【花】

成熟した葉と一緒に現れ開花、穏やかな胡椒のような香りがします。
花冠は明るいピンク色から濃いピンク色で、各花弁の基部またはその近くにマゼンタまたはピンクがかった紫のW字型またはスペードのエースのブロッチがあります。耳介はありませんが、花冠裂片は幅の広い楕円形、リバノチカムより狭くややねじれていて、長さ2.1~2.6cm、スーダベリカムより幅は広いです。花柱はわずかに突き出ています。
小花柄は直立するまで上昇し、肘状にならず、長さは1 1cm、緑色~紫がかった茶色です。12月~3月開花。繁殖力があります。

【参考文献】
Cyclamen paul hendrikx
Cyclamen grey Wilson