【花期】
12月～4月
【自生地】
地中海の東端付近、エーゲ海諸島、キプロス、トルコ南部、シリア、レバノン、イスラエル、さらに西の北アフリカ、チュニジア、アルジェリア、地中海東部から北アフリカ。
【生息地】
海抜0 ～1,200 m までの石や岩の多い場所、石灰岩層の上、時には太陽の多い、より開けた場所若しくは薄い森林地帯や低木林の中に生育し、屋外、丘の中腹、岩や壁の隙間でも見られることがあります。
【花】
開花時期は12月～5月。10月～1月に咲くタイプもあります。花弁は中央の成長点から上向きに直立し、白から中くらいの紫がかったピンク、通常は花冠の口の周りは濃いピンクまたはマゼンタ。長さ2〜4.5 cm、0.7〜2 cm 幅が広く、長く縦方向に強くねじれものから短い丸っこいものまでかなり変化します。耳介はなく、花柱は花冠の口からわずかに突き出ます。結実した茎は巻かず地面に向かって曲線的に曲がり、種子のさやが地面に横たわります。
野生では多くがスズランのような香りがしますが、栽培品ではあまり認められません。イスラエルに自生する秋咲きタイプの多くは香りがします。2n = 48
【葉】
典型的な葉身はハート型。尖っていて、縁には均等な鋸歯があり、肉厚で滑らか、緑色で多くの場合銀色またはクリーム色の大理石模様。葉の裏は淡緑色から赤紫色。葉身は2.5 ～18.6 cm、幅 2.5～15.3 cm。
葉柄は長さ5.8～24cm、緑色または紫褐色。塊茎から直立します。
【塊茎】
凹んだ球形で、年齢とともにより窪んだ球形になり、成熟すると直径 15 cm。茶色で、粗い、古いものではコルク質のようになります。
基部のみから発根します。根は太いですが、著しく肉厚ではありません。
【参考文献】
Cyclamen grey Wilson
garden’s guide
The genus cyclamen L
genus cyclamen
cyclamen Greece
cyclamen Paul Hendrikx
cyclamen Turkey
※地域性や気候変動、最新情報などご留意ください。