原種シクラメン リバノチカム Cyclamen libanoticum

原種シクラメン リバノチカム Cyclamen libanoticum

【花期】

2月〜4月

【育て方】

タネを秋に播いても発芽は翌年の1月~3月になります。

【分布】

地中海に沿って、フランス南部、コルシカ島、サルデーニャ島、シチリア島、イタリア、ギリシャ南部、コス島、ロードス島、アルジェリアに分布。

【生息地】

海抜0m~1300m、落葉樹および常緑樹の森、岩の多い地形の低木または日陰の場所で育ちます。森林土壌で葉土の厚い層で繁栄します。

【花】

花弁は長く、わずかにねじれています。 花冠の長さは1.7cm〜3.1cm、色は濃いピンクから透明なカーマインマゼンタ、基部に向かって徐々に暗くなります。ブロッチは濃い赤です。白色もあります。
耳介はありません。 花はスミレのようなにおいがします。開花期3月~5月。
2n = 20

【葉】

葉の成長点は中央の頂上から生じます。
幅が広く、ハート型で、先のとがった点に向かって急速に先細りになり、縁には粗い歯があります。葉は薄く、明るい太陽の熱に弱いです。
色はライトからダークグリーン、グレーグリーン、またはクリーム色のフレーム、 時々、葉は非常に濃い緑色です。裏面は淡い緑色または明るい紫赤を帯びてます。葉の長さ2〜15cm、幅1.5〜15cm。

【塊茎】

苗が地上に現れるとき、小さな塊茎はすでに形成されています。その表面には、いくつかのクラベートの毛があり、その後徐々に星状の毛が続き、後で塊茎を覆います。最初、塊茎は球状であり、成熟するにつれて、多かれ少なかれ平らになります。それは星状の毛の濃い茶色のフェルトで覆われています。成長とともに、塊茎の表面はわずかにコルクになります。直径は約4.5〜7cm。

【根】

いくつかの細かく枝分かれした根の束が中央の基部から現れます。根は塊茎の上面から成長することはありません。

【参考文献】
cyclamen PAUL HENDRIKX
The Genus Cyclamen L

※地域性や気候変動、最新情報などご留意ください。