原種シクラメン コンフューサム Cyclamen confusum

原種シクラメン コンフューサム Cyclamen confusum

【花期】

10月~11月

【育て方】

栽培中、タネが付きにくい株、花色の薄い株、香りが認められない株が現れることもありす。

【分布】

クレタ島北西部のキサモス地区、特にトポリアとポリリニア周辺で生育しています。海抜250m

【生息地】

針葉樹と落葉樹が混在する森林の日陰で、時にはオリーブ畑や樹木が茂った渓谷の側面にも生育します。

【花】

10月から11月開花。
ローズピンクの色合いで、甘い香りがあります。 花冠の裂片は反り返り、長さ20~45mm、幅7~12mm、尖ったまたは丸い先端を持ち、90~180度ねじれ、根元に非常に目立つ耳介があります。ヘデリフォリウムよりもさらに顕著な耳介を持ち、より広い花冠口を持っています。現地調査で白花(アルビノでない)が僅かに発見されています。2n = 102

【葉】

葉はヘデリフォリウムよりも明るい緑色であることが多く、かなり光沢があり、質感が厚く大きい傾向があります。
開花中または開花後に遅く現れ、幅広のハート形で、多くの場合角張った葉があり、大きく、肉厚で太い茎があり、光沢があり、明るい緑色です。裏面は緑色ですが紫色になることもあります。長さ7~10cm、幅7~10cm 。

【塊茎】

圧縮された球形で、完全に成長すると直径 25 cm。成熟すると粗くて薄片状になります。直径 2 mm の太い根が主に側面から発生し、下側はほとんど裸のままになります。

【選抜種】

Cyclamen confusum ‘Raspberry’
シクラメンコンフューサム「ラズベリー」
大きくて濃いピンクの花。濃い緑色の背景に銀色の模様の葉もあります。

【参考文献】
Cyclamen Society
genus cyclamen
cyclamen of Greece

※地域性や気候変動、最新情報などご留意ください。