原種シクラメンのがく片の形、色、縁、特に葉脈は非常に多様であり、種ごとに特徴的で一定しているため、 種はがく片だけで区別できるとされています。
ただし、これらの分岐は、生物学的には何ら利点を持たない別の特徴です。
がく片の全体的な輪郭は、卵形から披針形(尖端が尖った槍状)までの一連の形を示します。
萼片の一般的な形は、ペルシカムが最も多様で、先端が丸く、基部で縁が重なる場合もあれば、基部で重ならずに細く尖る場合もあるように卵形から披針形まで様々です。
プルプラセンスの形は卵形、時に三角形です。
ヘデリフォリウムは通常は卵形。
レパンダム、バレアリカム、シリシアム、グラエカムは披針形で頂部は尖ります。
コウムは基部から中央まで広げてから、頂点に向かって再び狭くなります。
アフリカナム、シプリアムは狭い槍形です。
萼片の縁は、ほとんどの場合全縁ですが、プルプラセンス、ヘデリフォリウムでは程度の差こそあれ、縁に鋸歯が見られる個体もあります。
バレアリカム、レパンダムの萼片の縁はわずかにうねっていて、強くうねっているのはシプリアム。
アフリカナムは全縁。
萼片の色は、特に個々の種に典型的な変異は見られません。その外側は、シプリアム、コウムとその近縁種の暗褐色から、ヘデリフォリウム、プルプラセンスの緑がかったものまで、幅広い色彩を示します。
葉脈の数と枝分かれの差は非常に顕著で、例えばシプリウムとヘデリフォリウムのように、萼片だけでも十分区別できます。
シプリアムは1本の葉脈が根元から先端まで枝分かれすることなく通っています。なお、葉脈から細い静脈が派生しますがヘデリフォリウムはさらに細い静脈が派生しております。
シプリアムとヘデリフォリウムの萼片の葉脈はまったく異なるにもかかわらず、過去にはこれら2種はひとくくりにされてきました。
シリシアムの場合3本の葉脈が基部から萼片の先端まで枝分かれすることなく走っています。
コウム、アルピナムは5本の同じ葉脈を持ちます。
他の種では、萼片の外側ではあまり目立ちませんが、萼片の内側では、葉脈はよりはっきりと現れます。
なお、この非常に顕著ながく片の変化が子孫に同様に受け継がれるかどうかは、まだ確立されていません。ヘデリフォリウムも、さまざまな種類でがく片がわずかに変化しており、全体的な輪郭ではなく、縁がわずかに変化しています。
コウム クズネットゾウビー

ヘデリフォリウム クラッシフォリウム

クレチカム

コンフューサム

シリシアム

スーダベリカム

プルプラセンス

ヘデリフォリウム

ペルシカム

リバノチカム

レパンダム

ロディウム

コウム アルビシマム
がく片の裏側
